2025年夏は統計開始以来で最も高温
農林水産省のaff 2026年7月号によると、2025年6月から8月の平均気温は、1991年から2020年の30年平均値より2.36℃高くなりました。1898年の統計開始以来、夏として最も高い記録です。
この数値は2025年夏全体の平均気温を平年値と比較したもので、個別の圃場や品目の温度を示すものではありません。
全国47都道府県で農業への影響を調査
農林水産省は全国47都道府県を対象に高温の影響を毎年調査しています。2025年調査では、水稲、野菜、果樹、家畜などで高温の影響が報告されました。
選定した出典は影響分野を示していますが、白未熟粒の対策や水稲で直ちに行う作業は記載していません。この記事でも、その対策を補って断定していません。
2026年7月末は複数県で40℃以上
農業ビジネス情報サイトAgriweBの記事は、2026年7月31日現在の情報として、三重県、愛知県、岐阜県、静岡県などで40℃以上の「酷暑日」を観測したと伝えています。
これは7月31日時点の観測情報です。8月全体の実績ではなく、記事公開時点までの状況として読む必要があります。
8月予報は高温、降水量は平年並みか少ない
同記事が7月31日時点で紹介した8月の1か月予報では、平均気温は全国で平年より高く、降水量は平年並みか少ない予想でした。
予報には発表時点があります。後日読む場合は、7月31日時点の予報であることを外さず、最新の気象情報と区別してください。
観測・全国調査・予報を混ぜない
2025年夏の平均気温は確定した過去の記録、全国47都道府県調査は農業分野への影響報告、2026年8月の1か月予報は7月31日時点の見通しです。三つは対象期間と意味が異なります。
品目別の具体策を決める際は、これらの概況だけでなく、対象品目と地域を扱う一次情報が別途必要です。
高温情報を対象期間と性質で整理
| 情報 | 対象時点・期間 | 確認できる内容 | この記事で確認できない内容 |
|---|---|---|---|
| 2025年夏の平均気温 | 2025年6月から8月 | 30年平均より2.36℃高く、統計開始以来で最高 | 個別圃場の温度 |
| 農林水産省の全国調査 | 2025年調査 | 水稲・野菜・果樹・家畜などで高温影響を報告 | 白未熟粒対策や水稲で今行う作業 |
| 40℃以上の観測 | 2026年7月31日現在 | 三重・愛知・岐阜・静岡などで観測 | 8月全体の確定実績 |
| 8月の1か月予報 | 2026年7月31日時点 | 全国的に高温、降水量は平年並みか少ない予想 | 発表後に更新された最新予報 |
HOW TO
手順
- 1
情報の日付を確認する
観測日、調査年、予報の発表時点を分けて記録します。
- 2
観測・影響調査・予報を区分する
確定値、農業への影響報告、将来の見通しを同じ意味で扱わないようにします。
- 3
対象品目の記載範囲を確認する
全国調査が示す影響分野と、個別対策の記載有無を分けて確認します。
- 4
具体策には別の一次情報を使う
今回の出典にない白未熟粒対策などは補わず、地域・品目別の一次情報を確認します。