NOUKANO JOURNAL
水稲 葉色|一発肥料でも出穂前に再診断する手順
結論は、基肥一発体系でも出穂前の葉色診断を予定から外さないことです。圃場ごとに出穂予想日を更新し、地域が指定する診断日に葉色を測り、草丈、茎数、施肥履歴と一緒に当年の指導資料へ照合します。基準を下回る、または出穂期まで維持できないと見込まれる圃場は、自己判断で一律に増肥せず、期限内に普及指導センターやJAへ施用時期と窒素量を確認します。

| 圃場の状態 | 追加で確認する項目 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 予想出穂期を更新していない | 品種、移植日、地域速報の前提条件 | 圃場別の予想出穂期と診断日を更新する |
| 葉色が地域基準内で前回並み | 草丈、茎数、既施用量、次回診断日 | 自動的に増肥せず、地域資料の予定日に再測定する |
| 葉色が基準未満、または出穂期まで維持できない見込み | 出穂までの日数、施肥体系、窒素成分量、倒伏リスク | 測定記録を添えて普及指導センターやJAに時期・量を確認する |
| 全量基肥で短期間の低下が大きい | 肥料銘柄、施用日、溶出タイプ、圃場内のばらつき | 一発体系を理由に除外せず、地域基準へ照合する |
| 草丈が長い、茎数が多い、倒伏歴がある | 葉色だけでなく生育量と過去の倒伏記録 | 追加穂肥を単独判断せず、倒伏との両面から相談する |
| 特別栽培・契約栽培の圃場 | 年間窒素量、使用可能肥料、契約・認証条件 | 散布前に上限と記録要件を確認する |
結論:一発肥料でも葉色診断を外さない
肥効調節型肥料を全量基肥として施用した圃場も、「穂肥作業を省ける体系」と「生育診断まで不要な体系」を混同しないことが重要です。農林水産省の高温対策は、葉色を見た生育診断と適期・適量の穂肥を求め、基肥一発肥料を使った場合にも現場で生育・栄養診断を行うよう示しています。まず作業予定表に、圃場名、品種、移植日、施肥体系、肥料名と施用量、予想出穂期、葉色診断日を並べます。一発体系だけを診断対象から除外せず、出穂が早い圃場から順に確認できる巡回表へ変えるのが実務的です。
その理由は、被覆肥料の溶出が温度の影響を受けるためです。農林水産省の整理では、高温年には肥料の溶出と水稲の生育がともに早まり、生育後半に窒素不足となる場合があります。一方、診断前から多量の窒素を上乗せすれば、倒伏や玄米タンパク質への影響も考えなければなりません。したがって「一発肥料だから追肥しない」「高温だから全圃場へ追肥する」という二択にはせず、出穂前の再診断を判断の入口にします。肥料袋や注文書に記載された銘柄、窒素成分量、施用日も現場へ持ち出せる形で保存しておきます。
出穂予想日を更新して診断日を動かす
葉色を見る日は固定した暦日ではなく、圃場別の予想出穂期から設定します。新潟農業普及指導センターが2026年7月21日に公表した速報では、5月5日に稚苗移植したコシヒカリの出穂期を7月31日と予測し、出穂期10日前頃の穂肥を示しました。同じ地域の7月8日資料では予想出穂期が8月1日でした。わずかな変更でも、作業面積が大きければ巡回順、肥料手配、散布作業の締切に影響します。県や普及指導センターの速報が更新されたら、経営内の全圃場を一律に動かすのではなく、品種、移植時期、標高や地帯区分など地域資料の前提に合う圃場だけを更新します。
測定時は、都道府県の栽培指針が指定する葉位、株数、測定位置、葉色板またはSPAD計の使用方法に従います。毎回同じ圃場内の一株だけを見ると、欠株周辺、施肥むら、水口付近などの偏りを拾うため、地域手順に沿って複数地点を測ります。記録には平均値だけでなく、測定日、地点ごとの値、測定方法、草丈、茎数、生育のむら、前回値を残します。機器や測定条件を途中で変えた場合はその事実も記載します。数日後に再測定した際、稲の変化なのか測り方の違いなのかを判別できる記録にすることが目的です。
SPAD値は生育時期と地域基準をセットで読む
SPAD値には全国共通の追肥境界値がありません。2026年の新潟地域の同じコシヒカリ7調査地点では、7月8日の平均SPAD値35.0が生育指標との比較で「淡い」、7月21日の34.6が「並」と評価されています。数値が小さくなったのに評価が変わるのは、比較対象となる指標値が生育段階によって異なるためです。検索で見つけた「SPAD33」などの数字だけを自分の品種や地域へ移さず、当年の地域資料に書かれた品種、移植日、診断時期、栽培体系の前提まで確認します。葉色板の値とSPAD値も、独自に換算せず、地域資料に換算方法が示されている場合だけ用います。
新潟地域の7月21日資料は、同資料の条件におけるコシヒカリについて、出穂期の葉色をSPAD値32~33に維持できないと予想される場合、分施・全量基肥の両体系で出穂期3日前までの追加穂肥を示しています。しかし、これは新潟地域のコシヒカリに対する当年の指導例であり、全国一律の量や期限ではありません。新潟県農業総合研究所の穂肥診断も、目標SPAD値と2回目穂肥時の実測値から量を求める考え方を示しており、単一の実測値だけで決める方法ではありません。自地域では、県の施肥基準、最新の技術情報、JAの栽培暦を優先します。
葉色、倒伏リスク、施肥履歴を一枚で照合する
追肥判断表には、葉色だけでなく、草丈、茎数、葉齢、倒伏歴、基肥と既施用穂肥の窒素成分量、予想出穂期、用水条件を並べます。葉色が薄くても、草丈が長い、茎数が多い、すでに穂肥を施用した直後といった圃場では、追加時期や量を慎重に確認する必要があります。反対に、平均値が基準内でも、圃場内の一部だけ著しく低い場合は、施肥むら、水管理、病害や根の障害など、窒素不足以外の原因も切り分けます。葉色低下を見つけた時点で肥料散布へ直行せず、地域基準に対する位置、出穂までの残日数、既施用量をそろえてから相談します。
農研機構は、コシヒカリを用いた高温処理試験で、窒素施与が高温下のタンパク質合成を支え、背白粒の発生を抑える仕組みを報告しています。ただし、その試験結果は特定条件の研究成果であり、任意の品種や圃場に同じ施用量と効果を保証するものではありません。現場では、追肥の有無、肥料名、窒素成分量、施用日、判断に使った葉色値を収穫時の倒伏、収量、検査等級、玄米タンパク質などの結果と結び付けます。全量基肥体系を続ける場合も、この履歴が翌年の銘柄、溶出タイプ、基肥量を地域の指導機関と見直す材料になります。
進め方
一発肥料でも葉色診断を外さない
圃場名、施肥体系、予想出穂期、葉色診断日を並べた作業予定表を作り、一発体系だけを診断対象から除外しません。
出穂予想日を更新して診断日を動かす
地域の生育速報が更新されたら、品種、移植時期など前提が合う圃場の予想出穂期と診断日を見直します。
SPAD値を生育時期と地域基準をセットで読む
地域資料に示された品種、移植日、診断時期の前提を確認し、数値だけを他の地域や品種へ移しません。
葉色・倒伏リスク・施肥履歴を一枚で照合する
草丈、茎数、既施用の窒素成分量、予想出穂期を並べ、追肥判断は測定記録を添えて普及指導センターやJAに確認します。
よくある質問
水稲のSPAD値はいくつなら穂肥が必要ですか?
全国共通の数値はありません。品種、生育段階、移植時期、地域、施肥体系で基準が異なります。当年の都道府県・普及指導センター・JAの資料にある診断時期と目標値をセットで確認してください。
基肥一発肥料でも追加穂肥は必要ですか?
必要になる場合があります。農林水産省は、高温年には肥料の溶出と水稲の生育が早まり、後半に窒素不足となる可能性を示しています。一発体系でも葉色と生育を診断し、地域基準に該当する場合に追加穂肥を検討します。
水稲の葉色はいつ測ればよいですか?
固定日ではなく、圃場別の予想出穂期から地域資料が指定する診断日を逆算します。生育速報で出穂予想が更新されたら診断日も見直し、判断期限が近い圃場から測定します。
SPAD計がない場合はどうやって葉色を判断しますか?
地域の栽培指針が葉色板による方法を示している場合は、その葉位、測定位置、判定方法に従います。SPAD値との独自換算は行わず、判断値が不明なら普及指導センターやJAへ確認します。
葉色が急に薄くなったら、すぐ追肥してよいですか?
葉色だけでは決めません。出穂までの日数、草丈、茎数、既施用窒素量、倒伏リスク、圃場内のむらを確認し、地域の診断表へ照合します。期限が迫る場合は測定記録を添えて速やかに指導機関へ相談します。
参考資料
- https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/503224.pdf
- https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/504694.pdf
- https://www.pref.niigata.lg.jp/site/nosoken-seika-r06/seika-shosai-r06-03.html
- https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/kihon_sisin/sisin3-3-1.html
- https://www.maff.go.jp/j/seisan/sizai/pdf/matome.pdf案内ページ:https://www.maff.go.jp/j/seisan/sizai/tsuihi.html — 水稲向け肥効調節型肥料について(PDF)「高温年の留意点」参照(2026-07-31確認)] [file name]: matome.pdf [file content begin] 水稲向け肥効調節型肥料について Ⅰ.背景 (1)水稲栽培における追肥作業は、夏季の限られた期間に行う必要があり、作業者の 高齢化や猛暑などの厳しい労働条件、また、大規模農家においては作付品種の多様化や 大区画化等により労働負荷が大きい。 (2)肥効調節型肥料は、省力効果や多収効果が期待されることから、昭和 50 年代から 普及が始まり、現在は全量基肥栽培に広く使用されている。その出荷量は、平成 21 肥料 年度からの6年間で2割弱増加しており、特に被覆尿素の出荷量は 3.8 万トンとなって いる。 (3)一方で、水稲向けの肥料の選択にあたっては、近年の作付品種の変化や栽培暦の 前倒し、また、温暖化による夏季の高温や局地的な大雨等の気象条件の変化に対応する 必要が生じているが、現状では従来の品種や栽培暦、平年の気象条件を前提とした被覆 尿素を使用している事例もみられる。 このため、夏季に追肥作業を行わない水稲の全量基肥栽培にあっても、高温年では、 生育後半に窒素供給量が不足し、玄米品質が低下する事例も報告されている。 また、米の需給環境が変化する中、実需者ニーズに対応した多収性品種や加工用米等 の新たな品種の栽培が広がっていることから、肥効調節型肥料を使用する際には、今ま での水稲品種よりも窒素吸収量が多く、生育期間や収穫時期が異なることにも留意する 必要がある。 なお、単一の被覆尿素を使用した肥料が大勢を占める日本に対して、韓国では非被覆 の普通尿素と、溶出タイプの異なる2~3種類の被覆尿素を混合した肥料を使用し、新 - 1 - しい品種や栽培技術への対応と考えられる。 (4)以上を踏まえ、水稲向けの肥効調節型肥料について、近年の状況変化や産地の ニーズへの対応状況、使用にあたっての留意点等の整理を行い、稲作の生産に係る 関係者に対し周知を行うこととした。 なお、本検討においては、肥効調節型肥料のうち被覆尿素、被覆複合肥料を対象 とした。 Ⅱ.現状把握 (1)産地の実態(稲作農家や県普及部局からの聞き取り) ①肥効調節型肥料を使用する理由 ・多くの農家は、施肥においてコストよりも軽労化を重視する傾向がある。夏季の 限られた期間に追肥を施用するより、肥効調節型肥料を田植え同時で側条施肥す る方が、作業が軽減できるとの意見がある。 ・高齢化と大区画化・大規模化で夏季の追肥に労力をかけられない事情がある。 ・十分な雇用労働力のある法人経営では、肥料散布に要する人件費を考慮してもト ータルのコストは全量基肥栽培より分施栽培の方が安い場合がある。 ・肥効調節型肥料は、肥料成分の利用率が高いため、減肥が可能になるとともに、 環境への負荷が小さいとされている。 ②肥効調節型肥料の利用方法 ・肥効調節型肥料の利用に当たっては、都道府県の施肥基準を参考に、慣行の分施 栽培を全量基肥栽培に変更するように施肥設計し、経験的に把握しているほ場の 地力の高低に応じて施肥量を加減している。(都道府県の施肥基準は、地力窒素 の発現が考慮されているものもある。) ③肥効調節型肥料での栽培の特徴(水稲の生育、米の品質等) ・肥効調節型肥料を用いる播種同時施肥(育苗箱全量施肥法)や移植同時施肥(側 条施肥法)は、水稲の生育に合わせて溶出が開始され、気温の変化により水稲の 生育が早まったり、遅れたりする状況に合わせて肥料窒素の溶出が変化し、分施 栽培よりも窒素栄養状態が水稲の生育に一致しやすい。また、有効茎歩合が高く、 気候の変化による収量・品質への影響が少ない傾向がある。 ・平年並みの気候における肥効調節型肥料での栽培は、慣行の分施栽培と比較して 収量・品質の差はみられない。 ④肥効調節型肥料での栽培の課題、使用上の留意点 ・窒素成分当たりの肥料単価が高いため、その機能や肥効を最大限発揮させるべく、 肥料の特徴や使用に当たっての留意事項を熟知しておく必要がある。 ・田植えの 14 日程度前に施肥を行うような早い場合、窒素の肥効や水稲の生育量 が減少するので、できるだけ田植え直前に施肥を行う必要がある。 ・基肥で平年の生育期間に必要な窒素全量を肥効調節型肥料として施用していても、 高温年に葉色が落ちた場合は、窒素不足による米の品質低下を防ぐため、追肥が 必要になる。 (水稲の生育後半に窒素供給量が少ないと白未熟粒が多くなることが知られてお り、高温年は肥料の溶出も水稲の生育も早まるので、窒素成分の絶対量が不足 し米の品質に影響を及ぼす。) ・夏季に生育・栄養診断を行った結果、追肥が必要でも、効率的な施肥手段がなく、 労働力が足りない。 ・高温年は肥効が長い肥料の方が若干米の品質が良い事例もあり、肥効調節型肥料 の設計を見直すべきとの意見もある。 ・高温への対応は、肥料のみならず栽培管理も含めて検討すべきであるが、肥料や 栽培管理で解決できない水準になると、品種の変更も考える必要がある。 - 3 - (2)肥料の製造(配合)業者の対応 ①肥効調節型肥料の配合設計 ※肥料の製造(配合)業者への聞き取りによれば、産地 JA 等からの提案を受け、 以下の手順により肥効調節型肥料の設計及び銘柄採用・製品化が行われている。 ・被覆尿素の溶出特性を把握するため、溶出シ ミュレーションのためのパラメータ(特性 値)を求める。 ・各産地の水稲栽培期間における温度条件をベ ースに溶出シミュレーションを実施する。 ・肥料設計は、都道府県の施肥基準や地域・品 種ごとの水稲栽培暦をベースに検討される。 ・肥料の肥効・溶出シミュレーションソフトに は、地力窒素の発現を予測する機能がある ものもある。 ・試験用のサンプル肥料ができたら、実証ほで の栽培試験を実施し、シミュレーションし た溶出率を実測値と比較して適合性を確認 する。 ②肥効調節型肥料の設計の見直し ・水稲の生育不良、米の品質や収量の低下がみられた場合や、栽培品種・栽培時期・ 収量目標を見直す場合等には、肥料設計の見直しの検討を行う。 ・被覆尿素の溶出が設計と異なるとすれば、土壌の種類、土壌水分、pH、施肥法等 は溶出への影響が少ないため、要因は温度の変動以外には考えられないことから、 肥料設計の見直しの検討が必要である。 ・見直し方法は、成分値、被覆尿素の溶出タイプ・配合割合等を変更し、栽培試験 で確認するが、気候の年次変動も考慮すると上市までに 2~3 年はかかってしま う。 ③肥効調節型肥料の設計や改良に係る課題 ・水稲への窒素供給量は、施肥のみならず地力窒素の発現を考慮した方がより適正 であるが、地域・土壌等ごとの地力窒素供給パターンに合わせて肥料設計するこ とは、その地域を代表する土壌の選定方法や、対象土壌の特性を示すパラメータ 作成のために要する労力等の問題から、現実的に対応することは難しい。 ・地域・土壌等に合った全量基肥栽培の改良を実施しているが、気象条件により追 肥が必要な高温年はあり得る。倒伏防止や肥料コスト低減の観点から、基肥で窒 素を過剰施用することもできないので、省力的な追肥方法を検討する必要がある。 ・肥効のコントロール精度が求められる一方で、肥料価格をどのように抑えるか、 肥料の製造業者、配合業者ともに検討する余地がある。 - 4 - Ⅲ.まとめ (1)肥効調節型肥料を用いた水稲全量基肥栽培の実施に当たって 肥効調節型肥料の溶出は温度に影響を受け、高温年には水稲の生育と肥料の溶 出がともに促進され、生育後半に肥切れする事態が生じている。登熟期の窒素不 足は、米の品質低下につながるため、土壌診断や気象予測に基づく適正な施肥が 必要である。 また、肥効調節型肥料は、地域・土壌等ごとの気候や品種に合わせて開発・改 良されているものの、近年、気候の変動が大きく、現場での水稲の生育・栄養診 断の実施による適切な追肥判断が重要となっている。 今後、将来的に稲作経営の大規模化、ほ場の大区画化や生産者の高齢化が進展 していく中、追肥作業の省力化が可能な全量基肥栽培のニーズは引き続き一定程 度見込まれるところであり、関係者が連携し、肥効調節型肥料を使用した水稲の 全量基肥栽培において取り組むべき事項(別紙)を改めて生産現場に周知してい くことが必要である。 ※なお、上記の関係者とは、稲作農家、都道府県の普及組織、産地 JA、全農県本 部、肥料製造業者(肥料配合業者を含む)、肥料流通・販売業者、公的試験研究 機関、大学等をいう。 (2)追肥手法について 追肥手法については、稲作栽培の現場において利用されている様々な追肥手法に ついて、一覧として別添に整理した。また、その特徴等について取りまとめた。 - 5 - 別紙 肥効調節型肥料を使用した水稲の全量基肥栽培において取り組むべき事項 ○使用にあたっては、品種や地域の栽培暦、土壌の肥沃度に対応した肥料を選択する。 ○肥料は土壌診断結果や気象予測を参考にして、適正量を施用する。 ○高温年に葉色が薄くなり、生育後半に窒素が不足することが予想される場合、追肥 を施用する。 ○追肥手法の選択にあたっては、以下の追肥手法一覧の特徴を参考にする。 ○特に稲作経営の大規模化においては、栽培管理支援システムを導入し、水稲の生育・ 栄養診断や追肥に活用する。 - 6 - [file content end] [file name]: 503224.pdf [file content begin] 詳しい技術情報については、 稲作技術情報もご覧ください。 令和8年7月8日 コシヒカリの葉色が急落! 確実な穂肥を! 1 生育状況(7 月8日現在) 〇コシヒカリの生育状況は、 草丈「並」、茎数「多」、葉齢の進み「並」、葉色「淡」です。 品 種 草丈 (cm) 茎数 (本/㎡) 葉数 (葉) 葉色 (SPAD 値) コシヒカリ (調査点数7) 本年値平均 66 520 11.1 35.0 指標比 並 多 並 淡い こしいぶき (調査点数4) 本年値平均 62 536 11.9 36.9 指標比 並 多 並 並 新 之 助 (調査点数4) 本年値平均 48 590 10.8 35.1 指標比 やや短 並 やや遅 並 2 出穂期予想と穂肥施用のめやす(7月 10 日現在:中生:平年比 2 日程度早い) 品種名 出穂期 予想※ 穂肥時期のめやす(出穂前日数) 合計窒素量 (kg/10a) 1回目 2回目 中生 こがねもち 7/28 7/10~7/13 (18~15) 7/18 (10) 1~3 コシヒカリ 8/ 1 7/14~7/17 (18~15) 7/22 (10) 1~3 晩生 新 之 助 8/11 7/21~7/24 (21~18) 7/30~8/1 (12~10) 2~3 3 今後の栽培管理 (1)コシヒカリは栄養凋落防止に向け、1回目穂肥を確実に実施する。 1 回目の施用時期と量は、草丈・葉色等を確認し決定する(N1.0~1.2kg/10a)。 (2)出穂期の葉色値(SPAD 値)がコシヒカリで 33、新之助で 35 を下回ると予想される場 合には、分施体系では3回目、全量基肥施肥体系では追加穂肥が必要になるので予め 準備する。 (3)コシヒカリで、まだ中干しを実施しているほ場は、速やかに飽水管理に移行する。 (4)斑点米カメムシ類の発生量がやや多くなっているので、密度を低減させるため雑草 が結実しない間隔で畦畔や農道の除草を実施する。 (5)新之助はいもち病に弱い品種なので、ほ場で病斑を見つけたら即防除する。 発行者 新潟農業普及指導センター 新津庁舎 0250-24-9624 津川分室 0254-92-0965 稲作速報 No.5 穂肥・除草の時期です。農作業時の安全対策・熱中症対策は万全に! 気 候 変 動 を 意 識 し た コ ン パ ク ト で 丈 夫 な 稲 づ く り ※ 稚苗を5月5日移植の場合の予想 ※ 出穂期は気象条件で大きく変動することもあるため、今後の情報に留意する。 適正穂肥で 栄養凋落防止! [file content end] [file name]: 504694.pdf [file content begin] 詳しい技術情報については、 稲作技術情報もご覧ください。 令和8年7月 21 日 コシヒカリの穂肥は確実に施用! 1 生育状況(7月 21 日現在) コシヒカリ : 草丈「やや長」 茎数「やや多」 葉数「並」 葉色「並」 新 之 助 : 草丈「やや長」 茎数「やや少」 葉数「並」 葉色「濃」 品 種 草丈 (cm) 茎数 (本/㎡) 葉数 (葉) 葉色 (SPAD 値) コシヒカリ (調査点数7) 本年値 82 453 12.6 34.6 指標比 やや長 やや多 並 並 新之助 (調査点数4) 本年値 69 496 12.4 36.7 指標比 やや長 やや少 並 濃 2 出穂期予測と穂肥時期・施用量のめやす(7月 21 日現在) 出穂期 予想※1 穂肥時期のめやす(出穂前日数) 窒素量 (kg/10a) 1回目 2回目 コシヒカリ 7/31 ― 7/21 (10) 0.5~1.5 新之助 8/10 7/20~7/23 (21~18) 7/29~31 (12~10) 1~3 ※2 ※1 コシヒカリは稚苗を5月5日に、新之助は5月第3半旬に植えた場合の予想。 出穂期は今後の気象条件で変動する。 ※2 新之助は 2 回の合計窒素量 3 今後の栽培管理 (1)コシヒカリの穂肥は、後期栄養を確保するため、出穂期 10 日前頃に窒素成分 0.5~1.5kg/10a を確実に施用する。 ただし、出穂期の葉色が 32~33 を維持できないと予想される場合は、分施、全 量基肥体系とも出穂期の 3 日前(走り穂がみられる頃)までに追加穂肥を窒素成 分 1.0kg/10a を施用する。 (2)新之助の穂肥量は 1 回当たり窒素成分 1.0kg/10a をめやすとする。栄養凋落が 予想される場合は 1 回当たり窒素成分 1.5kg/10a を上限に施用量を調整する。 (3)斑点米カメムシ類の発生量が多くなっているので、密度を低減させるため雑草が 結実しない間隔で畦畔や農道の除草を実施する。 稲作速報 No.6 気 候 変 動 を 意 識 し た コ ン パ ク ト で 丈 夫 な 稲 づ く り ! 発行者 新潟農業普及指導センター 新津庁舎 0250-24-9624 津川分室 0254-92-0965 暑い日が続きますので、農作業時の 熱中症に気を付けましょう。 [file content end] [file name]: seika-shosai-r06-03.html [file content begin] 出穂期の目標SPAD値に誘導するためのコシヒカリの2回目穂肥診断 - 新潟県ホームページ 本文へ Foreign Language ふりがな はずす 読み上げる 文字サイズ・色合い変更 ブラウザのJavaScriptを有効にしてください。 キーワードでさがす ページ番号でさがす 目的別でさがす 組織別でさがす 検索のヒント 閉じる キーワードでさがす 検索条件を入力してください。 キーワードでさがす PC表示 すべて ページ PDF 分類でさがす トップページ しごと・産業 農林水産業 現在地 トップページ > 分類でさがす > しごと・産業 > 農林水産業 > 令和6年度 農業総合研究所研究成果情報 紹介特設サイト > 出穂期の目標SPAD値に誘導するためのコシヒカリの2回目穂肥診断 令和6年度 農業総合研究所研究成果情報 紹介特設サイト * * * 本文 # 出穂期の目標SPAD値に誘導するためのコシヒカリの2回目穂肥診断 印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0717422 更新日:2025年1月17日更新 成果情報(A4 2ページ)はこちらからご覧いただけます。 現在、2回目の穂肥については窒素で1kg/10a程度の施用を確実に行うことが推奨されていますが、明確な診断基準がなく、結果的に後期栄養不足となり、高温登熟下で品質低下を招くこととなっています。 そこで、出穂期の目標とするSPAD値に誘導するための2回目の穂肥診断法について検討しました。 * * * 出穂期のSPAD値は簡易に推定できるので、推定式から穂肥量の目安を算出できます。 * * * 普及指導センターの気象感応ほにおいて、令和3年から5年のSPAD値で検証した結果、出穂期の推定値と実測値の誤差は1.3の範囲でした。 * * * 目標とする出穂期のSPAD値に誘導する穂肥量を求めるため、2回目の穂肥窒素量をYに、目標SPAD値と2回目穂肥時のSPAD値をXとした数式を作成しました。 実際に穂肥窒素量求める際には、その都度、式から計算してもよいですが、事前に上のようなグラフを作っておくと便利です。 例えば、目標SPAD値を34とした場合グラフ中の青いラインになり、2回目穂肥時にSPAD値を測定したら32であったなら、穂肥窒素量は1.8kg/10a施用すればよいことがわかります。 * * * この式に従うと、多めの穂肥施用となる場合もあり、玄米タンパク質含有率への影響が心配されますが、6.5%を超えることはありませんでした。 * * * ご質問などは下記までお問い合わせください。 農業総合研究所 作物研究センター Tel:0258(35)0836 Fax:0258(35)0021 メールでのお問い合わせはこちら PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。 Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料) Post 県公式SNS一覧 公開情報・寄せられた情報に関する免責事項について 新潟県庁 法人番号 5000020150002 〒950-8570 新潟市中央区新光町4番地1 電話番号:025-285-5511(代表) 8時30分から17時15分(土日・祝日・年末年始を除く) Copyright © Niigata Prefectural Government. 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[file content end] [file name]: sisin3-3-1.html [file content begin] 1.水稲:農林水産省 本文へ Foreign Language サイトマップ お問い合わせ English その他语言 한국어 ご意見・お問い合わせ窓口 検索 ここから本文です。 第3 農作物等の被害防止に向けた技術指導 1.水稲 <本文> (1)低温対策 (2)大雨(長雨)・台風対策 (3)水害対策 (4)高温対策 (5)雪害対策 (6)渇水対策 (1)低温対策 近年は、温暖化が進む中にあっても、育苗期間の低温や移植直後の一時的な低温によって、苗の活着不良、生育遅延、初期分げつの減少が発生し、穂数の不足、収量低下等を招くことがあることから、以下の点に留意する。 育苗期間中は、気象動向に注意しつつ、地域の実情に応じ、育苗資材や水管理等による低温対策を講じる。 冷害のおそれがある地域においては、深水管理を行うための畦畔の補強や漏水防止に努めるとともに、栄養診断に基づく適切な追肥に努める。 田植え後の低温等により苗の活着遅延や初期生育の不良が発生している場合は、天候の回復を待って浅水管理に努め、分げつの促進を図る。 (2)大雨(長雨)・台風対策 大雨、台風等に際しては、農業共済の補償対象となる農業用施設については、被害の未然防止や早期復旧等の観点から、補強、点検、修繕等の保守管理に努める。 また、大雨、台風等に備えて、事前に農業用施設の管理状況を確認し、適切な補強や点検、修繕等の保守管理に努める。台風の接近前には、農業用施設周辺の点検、整備を行うが、大雨や強風の中での見回りは行わない。 なお、屋外作業においては、気象情報に十分留意し、大雨や強風等の悪天候下での作業は控える。 また、大雨(長雨)・台風等により園芸施設の浸水や冠水、土砂流入、雨漏り等が生じた場合には、施設の電源を遮断し、施設内外における作業者の安全を確保する。特に、燃料やバッテリー、農薬、肥料等については、適切な保管に努める。 台風通過後の施設の見回りは、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、足元等、施設周辺の安全を十分に確認し、風雨が収まってから行う。また、施設の破損、浸水又は冠水が確認された場合には、施設の電源を遮断した後に復旧作業を行う。 令和3年11月10日 農林水産省生産局技術普及課長及び政策統括官付穀物課長通知「農業用ハウス等の雪害対策に係る留意事項について」(3生産第1657号) 令和2年10月30日 農林水産省生産局長通知「降積雪期における農作物等の被害防止に向けた技術指導の徹底について」(2生産第1337号) 令和3年5月28日付け3農産第524号農産局長、畜産局長、経営局長通知「農業用ハウス等の雪害対策に係る留意事項について」 (3)水害対策 豪雨等により河川の氾濫、海岸堤防の決壊等により浸水したほ場においては、土砂等の流入による作土層の変質や雑草の発生が懸念されるため、冠水後には、ほ場内に流入した土砂等を除去するとともに、土壌診断を実施し、施肥量を見直す。 海水が流入したほ場においては、塩類濃度に応じた除塩対策を実施する。 また、自然災害により冠水・浸水した水田では、病害虫の発生動向に留意し、的確な防除に努める。 (4)高温対策 近年、登熟期の高温傾向により、白未熟粒が多発する高温障害が頻発したことから、地域の条件に応じて、高温耐性品種の導入を進めるとともに、多様な熟期の品種を作付けることによって、登熟期高温の回避に努める。 また、栽培管理については、登熟期における稲体の活力の凋落を防ぐため、以下の点に留意する。 1.葉色を見ながら生育診断を必ず行い、適期に適量の穂肥の施用を行うこと。 2.出穂後の通水管理、収穫前の早期落水防止等の水管理を徹底すること。 3.ケイ酸質資材や堆肥の施用、稲わらの鋤き込み、深耕等の土づくりを徹底すること。 育苗段階においては、種子伝染性病害の発生を防止するため、種籾の塩水選・消毒等を徹底する。また、育苗期における高温・高日射条件では、もみ枯細菌病等の病害、苗の徒長やヤケ苗が発生しやすくなるため、高温・過湿にならないようハウスの換気を行うとともに、十分な灌水を行う。 さらに、生育前半が高温であった場合は、過剰分げつや籾数過多が見られることから、適正な基肥の施用、栽植密度の調整、中干しの徹底等に努める。なお、肥効調節型肥料(いわゆる基肥一発肥料)を使用した場合でも、現場での生育・栄養診断の実施による適切な追肥に努める。 このほか、移植時期の繰り下げは、梅雨明け直後の高温時期における出穂及び登熟の回避につながり、一定の被害軽減効果が期待されるが、平成22年夏の異常高温下では登熟期における高温の遭遇を回避できず、その効果が十分でなかったため、導入する地域にあっては、8月中下旬から9月の高温に備え、高温耐性品種の導入や栽培管理の見直し等総合的な対応に努める。 収穫作業については、高温によって登熟期間が短縮し、収穫適期が通常より早まる可能性があるため、出穂期以降の積算気温や籾の状態に十分注意し、刈り遅れとならないよう品種・地帯毎の収穫適期を判定する。 なお、普及指導センター、農業協同組合、農業共済組合等は連携して、収穫前の被害実態把握に努める。また、高温障害による白未熟粒の多発等、外見上判断が困難な被害が想定される場合には、これらの機関は農業者に対してその旨の情報提供を行うとともに、農業共済組合等は共済制度が適切に活用されるよう必要な手続きの周知を行う。 [file content end] [file name]: karc18_s15.html [file content begin] 高温に伴った背白粒の発生と窒素施与による白濁抑制の細胞生理学的要因 | 農研機構 本文へ移動 Open Menu 農研機構について 研究情報 国際活動 調達情報 お問い合わせ High Contrast 文字サイズ拡大 標準 Open Search Menu 農研機構は、科学技術の力で食料と農業の未来を創造します。 # 高温に伴った背白粒の発生と窒素施与による白濁抑制の細胞生理学的要因 ## 要約 高温下の玄米背側外胚乳では、タンパク質合成が阻害されデンプン・貯蔵タンパク質集積の低下とともに、細胞質に液胞様構造が残存することで空隙を形成し白濁する。追肥により、高温下でもタンパク質合成が維持され、デンプン・貯蔵タンパク質が集積するため、白濁発生が抑制される。 * キーワード:イネ、高温、背白米、タンパク質合成、タンパク質貯蔵型液胞 * 担当:九州沖縄農業研究センター・水田作研究領域・水田栽培グループ * 代表連絡先:電話096-242-1150 * 分類:研究成果情報 ## 背景・ねらい 近年、水稲登熟期の極端な高温により、玄米の背側部分が白濁した背白粒の多発による玄米外観品質の低下が問題となっている。これまでに、背白粒の発生は窒素追肥することで低減されることが知られており、この知見を利用して、穂肥時における出穂後の気象予報と葉色診断の結果から穂肥量を調節する気象対応型追肥法の開発・改良が進められている。 高温にさらされた玄米胚乳ではデンプン集積が不良となり、登熟後半の脱水後にデンプン粒間に空隙が形成される。白濁は光がその隙間を通過するとき、乱反射することで起こる。しかし、なぜタンパク質顆粒(PB)の多く分布する背側の外胚乳に限定的に白濁が発生するのか、また、細胞質の何が空隙の要因であるかは明らかではない。さらに、追肥による玄米品質向上のメカニズムも依然として不明である。そこで、人工気象室で高温環境を再現し、玄米の背側外胚乳を対象に透過型電子顕微鏡解析、1細胞代謝産物分析、タンパク質分析により、細胞生理学的に明らかにする。 ## 成果の内容・特徴 * 出穂後5日目からの10日間の高温処理により背白粒発生歩合は約66%に達するが、窒素施与後の高温処理区の背白粒発生歩合は約8%まで抑制される(表1)。 * 成熟期の高温区の背側白濁部位ではデンプン粒・PBの集積が低下し(図1G、H)、細胞当たり面積比率25%相当のギャップ領域が観察される(図1E)。高温処理前に窒素施与すると、デンプン粒及びPBの形成が回復し(図1G、H)、ギャップ領域が縮小する(図1I)。 * 出穂後12日目時点の背側外胚乳ではギャップ領域の細胞内微細構造に処理間差は認められない(図2A-C)。対照区・窒素施与後高温区とも、成熟期にかけて、タンパク質貯蔵型液胞(PSV)中に貯蔵タンパク質が集積し、II型PB(PBII)が形成され、グルテリン・グロブリンを蓄積する(図2D、G、F、I)。一方、高温区ではデンプン・貯蔵タンパク質の合成が阻害されるとともに、細胞質中では拡大したPSVを中心とする液胞様構造が占有し続ける(図2E、H)。外胚乳1細胞代謝産物分析・タンパク質分析からも、高温に対する応答の処理間差とともに、高温でのタンパク質合成阻害を裏付けるデータが得られた。 * 以上から、高温下の玄米背側外胚乳ではタンパク質合成が阻害された結果、デンプン粒・PB集積が低下し、主として液胞やPSVが細胞内に残存する。これが空隙の主要因となり、白濁する(図3)。追肥により窒素レベルを上げると、タンパク質の合成促進によって、デンプン・貯蔵タンパク質が正常に集積するため、高温下でもギャップ形成が回避され、背白粒発生が抑制される(図3)。 ## 成果の活用面・留意点 * 本知見は、高温登熟耐性の品種育成のための基礎資料として活用できる。 * 表1の外観品質は農林水産省の玄米被害粒等限界基準に準じ、「コシヒカリ」穂の上位の強勢穎果を対象に得られたものである。 * 本研究は「コシヒカリ」玄米背側で認められた結果であり、外胚乳細胞中のPSV・タンパク質顆粒の数・分布には品種間差がある可能性がある。 ## 具体的データ 図1高温条件下における窒素施与による背白粒発生歩合の抑制、および背側外胚乳の細胞微細構造 図2高温条件下における窒素施与による背側外胚乳のタンパク質集積の回復 図3高温条件下における窒素施与による背白粒発生抑制機構 表1高温条件下における窒素施与による背白粒発生歩合、玄米タンパク質含有率、収量関連形質(図表は画像) ### 研究担当者 森田敏、倉嶋豊、今井亮三、石丸努 [file content end] [file name]: wagri_api-agmis-riceadditionalfertilizerinformation.html [file content begin] NARO栽培管理支援API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断 | WAGRI 本文へ NARO栽培管理支援API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断 API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断 公開日 2024-01-24 更新日 2026-06-29 ##### 提供ベンダー 農研機構:九州沖縄農業研究センター ##### システム名 NARO栽培管理支援API ##### 利用条件 有償オプションAPI(申込必要) ## 概要 ##### API名称 API03 水稲 高温登熟障害対策・追肥診断 ##### カテゴリー * 生育予測API ##### 説明 「NARO栽培管理支援API」は、予報値を含む気象データを活用して水稲、小麦、大豆の発育予測情報、適切な施肥量や施肥時期、病害の発生予測情報などの、栽培管理を支援する様々な情報を提供するAPIで多数のメソッドを含んでいます。 「栽培管理支援API03:水稲 高温登熟障害対策・追肥診断」は、NARO栽培管理支援APIの1メソッドです。高温登熟条件で多発する白未熟粒による玄米外観品質の低下が、近年の温暖化傾向によって生産現場で大きな問題となっています。異常高温で多発する背白粒や基部未熟粒(基白粒)は、出穂前の窒素施肥によって発生が軽減することが知られています。高温登熟障害対策・追肥診断メソッドでは、圃場の緯度・経度、品種、移植日、穂肥時の葉色情報(SPAD 値もしくは、葉色板による葉色値)などを入力することで、基部未熟粒の発生を予測するとともに、高温登熟環境下における品質被害の軽減に効果的な追肥量を算出します。現在、「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」にのみ対応しています。 ##### 添付ファイル ##### 関連メソッド ##### データの更新頻度 随時 ## リクエスト ##### URL https://api.wagri2.net/naro-niaes/prediction/RiceAdditionalFertilizerInformation ##### 説明 高温登熟環境下における玄米外観品質被害の軽減に効果的な追肥量の算出等を実行する栽培管理支援APIのメソッド。メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストのボディは、JSON 形式です。リクエストボティは、栽培地の緯度・経度、移植日、穂肥時の葉色情報(SPAD 値もしくは葉色板による葉色値)などの栽培データと品種情報などで構成されます。パラメータ値にもとづき、高温登熟環境下における基部未熟粒の発生予測情報や品質被害の軽減に効果的な追肥量が利用者側に返されます。 ##### HTTPメソッド POST ##### パラメータ メソッドを呼び出す際のHTTPリクエストヘッダ―や入出力パラメータについては、「気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API標準作業手順書」を参照してください。 ##### 呼出例 ー ## レスポンス ##### レイアウト HTTPレスポンスのボディはJSON形式となります。 白未熟粒(基部未熟粒)の発生予測値や被害軽減に効果的な追肥量等が出力されます。 ##### レスポンス例 ``` {